【スタッフブログ】災害が起きた時の為に今できること②
②非常用持ち出しバッグに常備すべきもの
こんにちは!STEP伊藤です!
3月になりましたね。
今年は暖冬で雪も少なく、生まれも育ちも岩手ながら冬が大っ嫌いな私は嬉しい限りなのですが、これほどまでに暖かくて雪がない冬はおそらく生まれて初めてのことで驚いています。
温かく雪が少ない冬が嬉しい反面、それほど温暖化が深刻なんだなぁ…と複雑な気持ちになります。
冬がここまで暖かいと夏はどうなってしまうんだろうという不安もありますよね…
暖冬の年は冷夏になるという話も聞くし、冬でこの暖かさなら夏は殺人的な暑さになるのかもしれないし…
自然災害も恐ろしいですが、温暖化による異常気象も気になる今日この頃。
近年は異常気象による台風や大雨、洪水、土砂災害等の被害も多く発生しているので、地震や津波以外の自然災害にも注意が必要になります。
いつ何が起こっても慌てずパニックにならず行動するためには、日頃から非常時を想定して諸々備えておくことが大切です。
さて、前回に続いて「災害が起きた時の為に今できること」
2回目の本日は「②非常用持ち出しバッグに常備すべきもの」がテーマです!
2011年に起こった東日本大震災以降よくテレビなどで「非常用持ち出しバッグ」というワードを聞くようになりましたが、具体的に何を入れればいいのかよく分かっていない方も多いのでは?
念のためにあれもこれも…と詰め込んで重いバッグになってしまったら避難の際に持って歩くのも大変です。
非常の際に何が必要なのかを知り、それをすぐに持ち出せるように準備しておけばもしもの時も「これさえ持って避難すれば何とかなる」という安心感で慌てずに避難が出来ると思います。
ではその非常持ち出しバッグには具体的に何を入れておけばいいのかについてお話ししましょう。
- 飲料水(500mlペットボトル数本)
- 非常食(菓子類・ゼリー状の食品)
- 医薬品(消毒薬、胃薬、解熱薬、持病の薬等)
- 衛生用品(マスク、消毒液、絆創膏、液体石鹸、歯ブラシ、洗口液、生理用品等)
- 運転免許証・保険証・お薬手帳
- 下着・衣類(冬なら防寒具)
- 懐中電灯
- 携帯ラジオ
- 電池・スマートフォン用バッテリー、充電器
- 現金 2万円程度(公衆電話使用を想定して10円玉を多めに)
- 貴重品
- ローソク・マッチ・ライター
- ビニールシート
- 雨具(雨合羽)
- ナイフ、ハサミ、爪切り
- タオル(大小)
- 洗面道具(旅行用で可)
- ウェットティッシュ(消毒可のもの)
- ビニール袋
- 筆記具
水や食料は避難所に行けば配布されるので、3日分もあれば間に合うかと思います。
生活用品や衛生用品(生理用品含め)などは水や食料よりも優先度が低いため供給されるまでに時間がかかることがあります。あらかじめ自分で準備しておいた方が良いでしょう。
また、避難直後は水分と食料さえあれば何とかなるという気持ちでも、避難生活が落ち着いてくると必要なものがどんどん増えてくるものです。
ただ少し待てば十分ではないものの支援物資などで手に入る物も多いので、無理に色々持っていこうとせず必要なものだけ厳選して、出来る限り身軽な状態で安全に避難できるようにしましょう。
また、季節によって必要なものも変化します。夏なら汗拭きシートや充電式のハンディ扇風機、冬なら防寒具やカイロなどを用意しておくと暑さ・寒さを少しでも和らげることができます。
シャワーも出来ない状況が続くことも多いので、顔・体拭きシートの他にドライシャンプーやシートで拭き取るタイプのシャンプーなどがあると頭髪の不快感をいくらか軽減できるかと思います。
どうしても不便が多くなる避難所生活ですが、今はコンパクトかつ軽量で便利な防災グッズがたくさん販売されているので、必要に応じて買い揃えて非常持ち出しバッグに入れておくといいでしょう。
必要なものは人それぞれです。ネットなどで書いてある通りに持ち出し用具を揃えても足りなかったり、逆に余分なものが必ず出てきます。
自分自身や家族に本当に必要なものは何か、きちんと考えたり話し合ったりして非常持ち出し用バッグの内容を見直してみてくださいね。
非常持ち出しバッグを用意したことで安心してそのまま放置してしまいがちですが、夏と冬で中身を入れ替えたり、飲料や食品の賞味期限チェックをするなど、定期的に中身を確認し必要に応じて入れ替えをしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!
読んでくださった方の参考になれば嬉しいです。
今後も皆さんの為になる情報を発信していければなぁ…と考えておりますので、たまーに見に来ていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします!